2022/9/3(土)13:30~15:30
松江テルサにて開催された、NPO法人こだま様主催の「合同実践報告会」に参加しました!
報告会の前半は主催者のこだま様をはじめ、
こだま様から独立したNPO法人なないろ様、NPO法人みずき様、NPO法人風と石様の各団体が
それぞれの活動方針を示しながら、日々の活動における実践内容の発表が行われました。
非常に内容の濃い報告会であり、一部抜粋ではありますが、
当ブログでもご紹介させていただきたいと思います!
こだま様の基本方針として「小さな事業所であること」が挙げられますが、
これにはいくつかの理由があるとのことです。
①街中に特色ある事業所が点在することで、利用者さんには選ぶ楽しさが生まれる。
②小さな事業所で若い方が思いを持って運営できる。
③街中にあって社会や地域に貢献できる。
小回りの利く事業規模で、それぞれの団体が特色のあるサービスを展開することができ、
それが利用者さんや従業員さん、その地域の方々にとっても良い効果を与えることに繋がります。
実際に各団体の発表を通して感じたのは、
それぞれの団体がそれぞれの思いを持ち、特色のあるサービスが提供されており、
一団体ではカバーできないような幅広い支援体制を構築されているということです。
後半は島根大学法文学部法経学科の宮本恭子教授による講演が行われました。
こだま様の活動事例を参考に、少子高齢化に伴う労働力の減少などの
避けては通れない福祉課題に対する革新的な解決方法についてお話されました。
講演のタイトルは「福祉イノベーションエコシステムの挑戦」ということで、
革新的かつ共存共栄を主とした視点の重要性について学ばせていただきました。
とても奥深い内容で一言で解説することはできませんが、
こだま様のように地域に根差した各企業が「分業」と「協業」により支え合い、
地域住民を巻き込んで共生していくことが、豊かな「地域づくり」につながるということです。
そのためには多く人が “ 自分のできる方法で活躍していく ” ことが重要なのだそうです。
私たちも地域の課題解決に向けて、住まいや居場所の提供を通じて貢献していきたいと
改めて思いを強くするきっかけとなりました。